試合に勝つトレーニング

体幹トレーニングで身に付く4つの「テニス力」
〜スピード、スタミナ、テクニック、メンタル〜
普段の練習プラスアルファのトレーニングで、ライバルに差をつけましょう!

テニスで強くなるために必要な「体幹」

「体幹」とは、身体の両手、両足、頭を除いた胴体の部分です。近年この体幹を鍛えることによって、大きくパフォーマンスを上げる選手が非常に多く注目を集めています。すくすくトレーニングでは、この「体幹」を鍛えることによって、4つの「テニス力」を向上させることが出来ると考えています。

体幹で軸を安定させ、頭が動かないスイング

体幹が弱く軸がぶれ、頭が動いてしまうスイング

体幹トレーニングで伸びる「4つの力」

スピード〜ムチの先がどうして速く動くのか?〜

テニスにおいて左右や前後、スイングなど、様々な要素においてスピードが必要です。「体幹」を鍛えることで、身体をスピーディーに動かすことがとても簡単になります。身体の運動は、ムチを速く振るのと似たような動きになります。ムチの根本の硬い部分が「体幹」であり、先端が手足とイメージすると分かりやすいのですが、もし「体幹」が弱いと、ムチの根本が曲がってしまって強く振れないのと同じように、手足を素早く動かすことが出来なくなってしまいます。つまり、手足を使った運動であっても、「体幹」をしっかりと鍛えておくことでスピードを高められると考えられるのです。

スタミナ〜重りが身体の中心に近い方が楽に動く〜

身体を鍛えるということは、その大きさはともかく、筋肉がついていきます。この筋肉をつける場所が、身体の中心から近いか、離れているかによって身体を楽に動かせるかどうかが決まってしまいます。例えば腕を横に伸ばし、重いバッグをそこにかけるという実験をしたときに、手首にかけるのと、肩の近くにかけるのとでは感じる重さが違います。身体の中心から離れたところに重りがついてしまうと、身体には大きな負担がかかってしまうのです。腕や足ばかりトレーニングをして、手首や足首に近い部分だけに筋肉がつき、重くなってしまったらどうでしょう?逆に身体が動かしづらく、負担が増えてしまうのです。「体幹」の筋肉を鍛えることによって、身体の重さを中心に集めることが出来るため、身体が動かしやすくなり、スタミナを長く保つために有利な身体を作ることが出来るのです。

テクニック〜軸がぶれないことが正確なショットにつながる〜

「体幹」の筋肉は、手足を動かす中でも背骨を安定させるために必要であり、スイング中やランニングの中でも身体の軸がぶれてしまうことを防ぎます。スイングの軸がぶれてしまうと、ボールを捕らえるときに頭が動いたり、目線がずれたりしてしまうために、正確なショットを打ちづらくなってしまうのです。「ボールをしっかり見る」というのは、意識的に行うものでもありますが、「体幹」を鍛えることによって、「見えるようになる」ものでもあります。様々なテクニックの中で、正確なショットを返していくために、「体幹」を鍛えることがとても大切なのです。

メンタル〜力が抜ける身体になる〜

メンタルが弱いというのは、考え方や性格によるものの要素が大きいと考えがちですが、これも「体幹」と関係性があるのです。「体幹」を鍛えることで、余計な身体の力を抜いて立つこと、動くことが出来るようになります。身体の力が入っているときに、精神的にも緊張が起こりやすくなってしまうため、「体幹」が弱い選手は余計な力が入ってしまうことで、試合中の緊張もうまくほぐしていくことが難しくなってしまいます。メンタルを鍛えるひとつの方法として、身体の力が抜ける身体を作ること、つまり「体幹」を鍛えていくこともひとつの大切な方法なのです。