試合に勝つ睡眠
身体づくりの基本は「運動」「栄養」「睡眠」の3要素です。
深い睡眠をしっかりとって、ライバルに差をつけましょう!
睡眠環境を整えて睡眠の質を高めましょう!
睡眠時間と共に重要となるのが睡眠の質です。心地よい睡眠環境を作って、お子様が深く眠れるようサポートしましょう。布団(ベッド)や枕は、血行を悪くしないように柔らかさを持ちながら、姿勢を保ち、寝返りが打ちやすいように適度に硬さも必要です。
また、子どもは寝汗をよくかくので、肌に接するものは通気性がよく、こまめに洗える清潔さを保てる素材を選んであげたいものです。お子さんの眠りが浅くなる要因を排除し、睡眠の質を高めてあげてください。
早寝早起き・メリハリある規則正しい生活を!
早寝早起きと規則正しい生活が、質の良い睡眠につながり、成長ホルモンやメラトニンがしっかりと分泌されることに繋がります。また、人間が本来持っている体内時計は約25時間で一周するようになっています。
これを地球の24時間周期に合わせるのは、朝日の力です。朝起きたら日光を浴びる様にし、日中はしっかり体を動かし、夜は早めに寝床に就くというメリハリある生活をすると睡眠の質が高まり、成長ホルモンやメラトニンがしっかり分泌されるようになります。
毎日朝ごはんを抜かず三食しっかり食べることも大事です。休日だからといって一時的にでも遅寝遅起きをすると、睡眠のリズムが乱れやすくなるので注意してください。
寝る直前に食事をしない!
寝る直前に食事をすると、食べたものが胃で消化されない状態で眠ることになり、眠りが浅くなって成長ホルモンがしっかり分泌されない原因となります。
また、胃に食べ物が残って翌朝おなかがすっきりせず朝食を食べられない原因となり生活習慣が乱れる原因となります。夕食は就寝の2時間前までに終わらせておくようにしましょう。
お風呂に入って体をあたためよう!
人は寝る直前から深部体温(体の内側の温度)が下がっていく仕組みになっています。逆に、深部体温が下がっていかないと眠くなりにくいのです。寝る15〜30分くらい前に、ぬるめのお風呂にじっくり入って少し汗ばむくらいに体を温めると、体の外側の血行がよくなり、内側からの熱の放散を助けることができます。
その深部体温が下がるタイミングで布団に入ると、すーっと眠りに入っていき、深く眠ることができるというわけです。
夜は暗めの落ち着いた環境を作りましょう!
メラトニンは暗くなると大量に分泌され、明るい場所だと分泌が抑制されてしまいます。また、寝る前にテレビや携帯電話の画面を見たり、ゲームやパソコンをやったりすると不必要な光の刺激を視神経に与え、メラトニンの分泌を妨げることが分かっています。
寝る前にはなるべく強い光を発するものを見るのは控え、寝る時は豆球が一個ついているくらいの暗さまで部屋の明かりを落としましょう。他にも寝る直前に子供を怒ると興奮して眠りの妨げになったり、子供が夜寝ている時に大きな音をたてると眠りが浅くなったりします。夜は暗く静かに落ち着いった環境を作ってあげましょう。